「あぜ道とせせらぎ」づくり活動
「あぜ道せせらぎ」づくりとは?
平成14年度から完全学校週5日制が実施されたことを受け、子供たちが農村の自然豊かな遊びに親しむと共に、農業・農村に対する理解を深めることができるよう農林水産省と文部科学省が連携し、子供たちが遊びや体験ができる農業用水等の登録、利用促進、整備等を行う事業を言います。
 水土里ネット立梅用水では、平成12年4月より「あぜ道とせせらぎ」づくりとして文部科学省、農林水産省に三重県下第1号の登録をすませ、総合的学習との連携を図り次のような活動を行っています。(三重の体験学習ガイドブック)
活動事例   
学習会のようす 地域の学習会(水土里ネット立梅用水の歴史・現況を学ぶ)
まずは立梅用水の歴史に触れ、用水創設に努力した西村彦左衛門や当時
   の測量・工事について学習します。
次に現在の立梅用水の役割や特色、用水を利用しての発電などについて
   学習します。
次に地域のボランティアが行っているあじさい1万本運動や休耕田を多面
   的に利用した生態系の保全活動などを紹介し、むら中で取組んでいる「ふ
   るさと水と土保全活動」を学習します。その後、立梅井堰、用水路、発電
  所関連施設、農村のビオトープなどを見学します。
農村のビオトープ体験(子ども達の環境教育の場として)
内容 親子で水の張られた休耕田に住むメダカ、タガメ、ゲンゴロウなどの水生昆虫や水生植物の観察やその生態を調べる。
目的 親子のふれあいを通じ、農村の田んぼが持つ生態系保全や多面的 機能を知る。
農業用水の日(農業用水の歴史や地域農業を学ぶ)
内容 毎年8月1日を「農業用水の日」として定め、親子がボートで立梅用水を300m程下り、先人達が大変苦労をして掘ったと言われる「素掘りのトンネル」70mを体験する。
目的 立梅用水の歴史や文化に触れ、地域用水の役割や地域農業理解を深めるとともに用水の危険性もあわせて知る。
里山用水ウォーキング(歩きながら農業用施設の役割を学ぶ)
内容 立梅用水管理道路を活用しての里山ウォーキングと併せて用水附帯施設の機能やその目的を知る。
目的 里山用水ウォーキングを楽しみながら農業用施設の役割を知る。
農業体験(田んぼの学校)
内容 地域の農家が指導員となり、有機農法による米づくりや季節野菜づくりを体験する。
目的 農業を通じて「ものづくり」の大切さと食べ物について学ぶ。

多気町勢和地域「あぜ道とせせらぎ」づくり協議会及び推進イメージ図
地域ボランティア・水土里ネット立梅用水・農村女性アドバイザー・教育関係   者・自治会会・JA勢和・行政・水土里ネットみえ・県関係者ら20名で「あぜ
 道とせせらぎ」づくり協議会を構成し、農村資源を活用した体験の場の提供、 総合的学習との連携、地域の人びとと子供たちが一体になったボランティア
 活動などの推進を図っています。

多気町勢和地域「あぜ道とせせらき」づくり協議会規約・組織構成員 
農林水産省 文部省
   
3.登録 3.登録
  ※三重の子供センターとの連携

三重県「あぜ道とせせらぎ」づくり連絡会
子供センター 地域の住民や子供たち
1.










2.










4.






 
※各組織構成
●「あぜ道とせせらぎ」 づくり連絡会

  ○三重県教育委員会事務局 生涯学習課
  ○三重県農林水産商工部 農業基盤整備課
  ○三重県農林水産商工部 農山漁村振興課


●「あぜ道とせせらぎ」づくり地域協議会
  ○市町村の教育担部局
  ○市町村の教育担部局
「あぜ道とせせらぎ」づくり地域協議会(市町村にて設置)
既存の補助事業制度の活用

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今後の活動推進計画
地域資源を活用して、地域の人びとと水土里ネット、行政が協働のもとハーブ体験・薬草薬樹体験・炭焼き体験・あじさい植栽体験・野菜、米づくり体験・豆腐づくり、立梅用水ウォーキングなど地域の特色ある農業・農村体験を通じ、子ども教育に繋げたいと考えています。
連絡先:「あぜ道とせせらぎ」づくり協議会(TEL:0598-49-4522)