農業法人「せいわの里」
 

コミュニティビジネス施設・農業法人「まめや」
    

◆場所・・・〒519-2211・三重県多気郡多気町丹生5643番地(0598-49-4300)
◆代表者・・・北川静子 他34名
◆事業の目的・・・地産地消の実践・食文化の伝承・雇用の創出
◆建物の規模・・・215.3u(農家レストラン・体験工房・加工場・貯蔵庫)
◆活動内容・・・環境保全型営農活動より生産された大豆を使った大豆製品の加工、販売、学校給食への
        食材提供、地元野菜などをつかった農村料理バイキング
営業時間・・・10:0018:00農村 バイキング料理11:0014:00 ・農村料理体験は要予約 休 日・・・木曜



広げよう地産地消の輪                 

多気町勢和
地域の大豆をめぐり、生産から流通、消費までを網羅した地産地消の試みが、関係者の協働によって第一歩を踏み出した。古里の水や土を貴重な地域資源と位置づけ、保全や活用を目指す新たな農業振興策の一環。関係者たちは「他の農産物でも地産地消の輪を広げていきたい」と張り切っている。地産地消に取り組んでいるのは、地域の農業関係機関・団体などが今春結成した勢和地域地域資源保全・活用協議会(林道郎会長)。農業振興を活動の重点に掲げ、大豆を例に地産地消の仕組みづくりを進めてきた。村内2つの水土里ネット(土地改良区)と丹生地区の農家約200戸による集落営農組合が集団転作を通じて大豆を計画生産し、JA多気郡農協を介して農業法人せいわの里「まめや」で豆腐や油揚げ、みそなどに加工。学校給食センターを通じて一日600食分が消費される仕組み。地元特産品の学校給食への活用により、食育の効果にも期待が集まる。丹生地区に広がる約30ヘクタールの畑では、大豆の収穫が真っ盛り。10アール当たり約200キロが収穫され、「まめや」による加工も本格化している。地域ぐるみの地産地消の実践例として注目を集めており、関係者たちは「新たな農業振興につなげたい」と期待を寄せている。 (平成17年11月29日付け中日新聞から)

環境保全型農業とコミュニティビジネスの連携ANI_011.gif (1196 バイト)


地域の食材で食事や加工体験勢和の有志ら4月17日に「まめや」開店
 
食文化の伝承と地産地消の実践を目指す多気町勢和地域の有志らが十七日、農村振興拠点「まめや」を同村丹生に開設する。地元産食材を生かした郷土料理の提供、調理や加工の体験、加工食品の販売などを通じ、地域の宝である「食」と「農」の再発見を試みる。「まめや」を運営するのは三十五人が共同出資して二〇〇三年十一月に設立した農業法人「せいわの里」。少子高齢化や過疎化で昔ながらの農業や食文化が衰退する現状を踏まえ、貴重な地域資源の保存と活用の拠点づくりを進めている。休耕田を活用したビオトープ(生物の生息環境)づくりなどが進む田園風景の一角に完成した。木造平屋建て約二百十五平方メートルで、食堂と加工場、体験工房、貯蔵庫などを整備。自己資金約千五百万円に加え、県や村の補助を得て総額二千五百万円を投入した。三十代から七十代の主婦たちが手掛ける食堂では豆腐、みそ、油揚げの大豆料理を中心に、野菜や山菜、きのこを使った煮物や漬物を提供。地元の子どもや観光客を対象にした豆腐づくりなどの食品加工や工作体験などを繰り広げる。食材は、村内の農家や集落営農集団が生産。丹生地区にある農産物直売兼観光案内施設「ふれあいの館」など村内の関係施設・団体、行政との連携強化を図る。高橋まき子代表(56)=同村波多瀬=は「村全体の農業振興につなげたい」と話す。十七日は正午開店。営業時間は午前十時から午後六時(食堂は午前十一時から午後二時)。木曜定休。五月八日までデザート、飲み物を含め約三十種のバイキング形式(一人千円)で営業する。
(平成17年4月15日付け中日新聞から)
「まめや」・農村料理体験 

←豆腐づくりに挑戦・・・親子体験(午後2時より受付)