改良区概要・各種申請 SUMMARY APPLICATION水土里ネット概要・各種申請
SUMMARY APPLICATION

水土里ネット立梅用水概要(平成29年4月1日付)

水路延長 幹線用水路26.0km・支線用水路1.0km
附帯施設 井堰1箇所、分水ゲート156箇所、放水ゲート38箇所
水路幅 2.5m(W)×1.6m(H)~ 0.55m(W)×0.35m(H)
水路勾配 1/1000~1/3000
取水量 発電用4.175t/s(中電・許可水利権)・かんがい用3.277t/s(慣行水利権)
かんがい面積 429ha(多気町勢和地域5地区266ha・多気地域8地区163ha)
組合員数 619名
賦課金 5,812円/10a(経常賦課金5,812円/10a)
29年度収支予算 35,125千円
組 織 総代31名·理事12名·監事2名·用排水調整委員6名·職員4名·専従員2名
(理事長·野呂 郷武  副理事長·中野 敏夫  総括監事・山岡 清)
事 業 基幹農業水利施設ストックマネジメント事業(立梅地区)
老朽水路橋2橋·老朽開渠3,301m・老朽隋道他718m
発 電 中部電力(最大出力800kW/h)
再生可能エネルギーの活用 立梅用水土地改良区と関連会社 一般社団法人ふるさと屋が連携し、再生可能エネルギー(小水力+太陽光)を活用した「農村福祉事業」を進めています。

各種申請書

立梅用水の歴史 HISTORY立梅用水の歴史
HISTORY

1702(元禄15年) 紀州和歌山藩大畑才蔵立梅用水の原案というべき川俣川絵図(現地踏査の見取図)を完成させる。
1808.1(文化5年1月) 丹生村地士西村彦左衛門、庄屋長谷川周八立梅用水開設を発起する。
▼立梅用水創設功労者 西村彦左衛門為秋翁
1808.3(文化5年3月) 波多瀬・片野・朝柄・古江・丹生の五ヶ村庄屋会議の結果、工事の同意となる。
1817.9(文化14年9月) 松阪・田丸両藩の滝川常之助、乙部才助、立梅用水実地測量を行う。
1820.2(文政3年2月) 紀州藩直属工事に着手。
1823.3(文政6年3月) 立梅用水完成
工事費12,600余両、人夫247,000余人
延長7里20余町(約30km) 開田面積160余町(約160ha)
(最初の井堰は、現在の飯南町桜橋下流約180mに設置する)
▼立梅用水完成図
立梅用水完成図
▼丹生 柳谷トンネル内部
丹生 柳谷トンネル内部
▼丹生 エンゲ切通し
丹生 エンゲ切通し

1829.7(文政12年7月) 大水により井堰流失、大修理する。
1870.9(明治3年9月) 大水により井堰流失、大修理する。
1872(明治5年) 紀州藩の費用により維持された用水が明治4年廃藩置県となり維持費の出所を失い水路は荒廃し、水田は94町歩に激減する。
1885.7(明治18年7月) 大水により井堰流失、明治19年粥見村(通称…弘欲岩)に井堰(三代目・・・初代より下流約900mの位置)を新設する。
1891.9(明治24年9月) 立梅井堰水掛地価更正不当処分取消の行政訴訟を起こすが却下される。
1905.3(明治38年3月) 立梅井堰普通水利組合設立
▼明治40年頃 三代目立梅井堰
1919.9(大正8年9月) 台風により井堰全壊流失
1920.3(大正9年3月) 三重共同電力会社(現 中部電力)と毎年6月10日から110間のかんがい期間を除き、発電用水路として使用する契約締結
1921.4(大正10年4月) 400m程下流に井堰を新設、石張コンクリート造り
(現在使用の井堰)
工費74,000円(電力会社より寄付)
1951.4(昭和26年4月) 県営立梅用水改良事業着工
(波多瀬地内から古江地内まで18,000m)
1952.5(昭和27年5月) 法改正により立梅用水土地改良区と組織変更・認可
▼昭和31年8月 四代目立梅井堰
昭和31年8月 四代目立梅井堰
1971.5(昭和46年5月) 県営立梅用水改良事業竣工
立梅隧道1,100m、古江隧道847m、コンクリート開渠16,099m、総工費31,490万円
1982.8(昭和57年8月) 台風により取水ゲート、用水施設に大被害
1988.4(昭和63年4月) 県営かんがい排水事業(勢和地区)着工
1990.9(平成2年9月) 台風により取水ゲート、用水施設に大被害
1994.4(平成6年4月) 賦課基準及び賦課微収方法改正
1994.9(平成6年9月) 台風により取水ゲート、用水施設に大被害
1995.3(平成7年3月) 県営かんがい排水事業(勢和地区)竣工
丹生地区3,559m(土水路箇所を改良)
波多瀬名古地区988m(漏水の著しい民家部分を改良)
朝柄排水路613m(立梅放水路でもある菖蒲谷排水路)
総工費61,300万円(内波多瀬名古地区工事は、14,700万円を中部電力株式会社が負担)
丹生ほ場整備事業内の立梅用水工事3,143m
これらの事業完成により全線三方コンクリートの恒久的施設となる。
1995.4(平成7年4月) 農業用河川応急対策事業(立梅地区)着工
(工事概要)立梅井堰補強、取水施設、水路トンネルの抜本的改良
1998.12(平成10年12月) 地域用水機能増進事業(着工)
2000.3(平成12年3月) 農業用河川応急対策事業(立梅地区)竣工
2000.4(平成12年4月) 「あぜ道とせせらぎ」づくり推進事業、農林省、文部省に登録
2001.7(平成13年7月) 立梅井堰・空石積の築堤・素掘りのトンネル(3)・切り通し
計6件、勢和村文化財指定となる。
2002.1(平成14年1月) 立梅用水土地改良区型・21世紀土地改良区創造運動始まる。
2003.11(平成15年11月) 立梅用水開設180周年記念行事開催
2005.2(平成17年2月) 東海美の里百選認定「名称・あじさいの咲く立梅用水」
2005.4(平成17年4月) 彦左衛門記念公園・彦左衛門翁像完成
2006.1(平成18年1月) 勢和村と多気町が合併し新「多気町」となる。
2006.2(平成18年2月) 立梅用水が疏水百選に認定される。
2007.4(平成19年4月) 多気町勢和地域資源保全・活用協議会設立
旧勢和村地域と立梅用水土地改良区が一体となり農地・水・環境保全向上対策に取組む(水土里ネット立梅用水が事務局)
2012.4(平成24年4月) 県営立梅地区 農業水利施設保全合理化事業着工
2012.7(平成24年7月) 立梅用水型小水力発電実験調査事業開始
2013.11(平成25年11月) 立梅用水開設190周年記念行事開催
2014.4(平成26年4月) 県営ため池整備事業 立梅波多瀬地区(名古水路橋)着工
2014.9(平成26年9月) 国「登録記念物」・世界「かんがい施設遺産」登録
▼国「登録記念物」登録 楯
国「登録記念物」登録 楯
国内の農業水利施設では初の「登録記念物」に認定されました(PDF)
▼世界「かんがい施設遺産」登録 楯
世界「かんがい施設遺産」登録 楯
世界「かんがい施設遺産」に登録された立梅用水をYOUTUBEで紹介しています
2015.5(平成27年5月) 立梅用水・津田土地改良区合同事務所竣工(丹生1620-3)
▼立梅用水・津田土地改良区合同事務所
立梅用水・津田土地改良区合同事務所
2016.3(平成28年3月) 県営ため池整備事業 立梅波多瀬地区(名古水路橋)竣工
L=29.3m
総工費6,130万円(内1,470万円を中部電力株式会社が負担)

かいがいと発電・再生可能エネルギー活用 NATURAL RENEWABLE ENERGYかいがいと発電・
再生可能エネルギー活用
NATURAL RENEWABLE ENERGY

地域と共に生きる水力発電所

立梅用水と波多瀬発電所の関わり

立梅用水と波多瀬発電所の関わり

大正8年9月の台風時に立梅井堰が大打撃を受け、三重共同電気会社(現中部電力)が改修にあたり立梅井堰普通水利組合(現立梅用水土地改良区)と毎年かんがい期を除き、発電用水路として使用する契約を締結したことに端を発し、大正10年12月より100年に渡り、地域の大切な電気エネルギーを供給し続けています。

水資源の有効利用

水資源の有効利用

(発電の概要)

この波多瀬発電所は、立梅井堰により取水された水を立梅用水路で4.1km程下だった発電所水槽に導きこの水を落差約25mで一気に落下させ、そのエネルギーで水車発電機が回転し、800kw/hの電気を発電しています。

(全国的にも例のない)

1年のうち田畑が水を必要とする時期(4月~8月)には、かんがい用として、それ以外は、発電用として利用する全国的にも例のない水力発電所です。

水資源の有効利用
(地産地消型小水力発電機「彦電」)

平成24年度から産官学民の連携事業として地産地消型小水力発電機「彦電」を研究開発し、6次産業施設「ゆめ工房」の電力や外灯、超小型モビリティ「コムス」の電源基地として活用しています。

視察・見学の様子

自然エネルギーに対する関心が高まっています。
水力発電に関する全国からの視察受入れを行っています。

  • 2011.11.24発電所見学の様子

    波多瀬発電所を見学する人びと

  • 2011.11.25発電所見学の様子

    波多瀬発電所を見学子ども達

  • へェー!水をエネルギーに変えるってこんなことかー!

    小水力発電「彦電」の見学する大学生

  • 「コムス」パトロール

    小水力発電「彦電」の見学をする人びと

再生可能エネルギーの活用(小水力+太陽光)

立梅用水土地改良区と関連会社 一般社団法人ふるさと屋が連携し、再生可能エネルギー(小水力+太陽光)を活用した「農村福祉事業」を進めています。

  • 小水力発電機「彦電」
    元丈の里 ゆめ工房

    農業生産・6次産業活性化

    農業生産・6時産業活性化
  • 太陽光発電
    ふるさと屋事務所

    防災避難所

    非常時即応非常時即応

    太陽光発電
コムス 超小型モビリティ

超小型モビリティ「コムス」が太陽光発電と小水力発電「彦電」の2局を電源基地として「農村福祉事業」を進めています。

  • 獣害パトロール
  • 防災パトロール
  • 立梅用水管理·活用
  • 国·世界登録遺産管理
  • 都市農村交流
  • 子ども教育·健康福祉
多気町連携事業
  • 高齢者買い物支援
  • 独居老人見守り
  • 観光・シェアリング

地域用水としての機能 REGIONAL WATER FUNCTION地域用水としての機能
REGIONAL WATER FUNCTION

立梅用水の暮らしを支える9つの地域用水機能

かんがいはもとより地域用水として9つの機能が評価され農業用水では全国初の国「登録記念物」に登録!

立梅用水の地域用水利用とその実態[H29.4.25](PDF)
Using and Adapting Tachibai Water for the Local Region Connecting the Local People to Our Area’s Resources (PDF)

  • 1防災用水
  • 2観光・地域活性化用水
  • 3地域教育・福祉用水
  • 4生活維持用水
  • 5小水力発電用水
  • 6農村環境保全用水
  • 7生態系保全用水
  • 8歴史的遺産保全用水
  • 9農村協働力・自治形成用水

維持管理事業維持管理・研究開発事業
MAINTENANCE DEVELOPMENT

基幹農業水利施設ストックマネジメント事業(立梅地区)

地域農業の基幹水利施設である立梅用水全線(26km)の内、第1期県営かんがい排水事業(S26~46)により施工された施設は、老朽化が進んでいます。
この老朽化対策として、現状施設の機能診断を行ない、適切なストックマネジメント事業(長寿命化対策)を国、県、町のご支援のもと進めています。

長期計画と実施状況

【第1期対策】

  • 平成23年度・・・機能診断・保全計画に基づきハード事業申請
  • 平成24年度・・・実施測量・設計調査
  • 平成25年度・・・波多瀬水路補修L=1,540m
  • 平成26年度・・・波多瀬水路補修L=646m 片野水路補修L=83m
  • 平成27年度・・・波多瀬(発電所上流)水路補修L=693m
    波多瀬・片野境水路補修L=83m 片野水路補修L=30m
  • 平成28年度・・・古江トンネル補修L=300m
  • 平成29年度・・・古江トンネル補修他L=554m 片野水路補修L=179m
  • 平成30年度・・・朝柄水路橋・古江水路橋補修

【第2期対策】

  • 平成30年度以降・・・第1期対策で実施されなかった第1期県営かんがい排水事業(S26~46)の残り区間約10km

対象施設

波多瀬・片野地内開渠部3,301m
破損状況…表面劣化・骨材露出・漏水など

波多瀬・片野地内開渠部
平成27年度 波多瀬地内水路内面被覆工事完成
▲平成27年度 波多瀬地内水路内面被覆工事完成

古江トンネル718m
破損状況…トンネル内部表面劣化・クラック発生など

古江トンネル718m
平成28年度 古江トンネル内面補強工事
▲平成28年度 古江トンネル内面補強工事

水路橋2橋(朝柄地内・古江地内3)
破損状況…表面劣化・鉄筋露出・漏水など

水路橋2橋(朝柄地内・古江地内3)

水利施設管理台帳システムの開発(実証試験)

農業水利施設の維持管理は、現場で経験を重ねることにより培われてきた技術に支えられています。それらは、人から人へ継承され現代に引き継がれてきました。しかし、現在、施設そのものの老朽化に加え,組合員の減少,高齢化により、今までのような管理業務の遂行が難しくなっています。

そこで、水利施設の管理に関する様々な情報を地図上に入力し、情報の継承や日々の管理業務の効率化に役立てるシステムの開発を進めています。それが、水利施設管理台帳システムです。この開発は、農研機構農村工学研究部門、株式会社イマジックデザイン、そして立梅用水土地改良区の産学官民連携で行っています。

古江トンネル718m
▲管理システム検討会
平成28年度 古江トンネル内面補強工事

※本システムの開発は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「SIPインフラ維持管理・更新・マネジメント技術」(管理法人:JST)により実施しているものです。

システムの概要

1 水利施設管理台帳フォーム
現場で記録した写真や管理に関する情報を整理する台帳フォームです。

2 地理情報システム「VIMS」
農研機構、(株)イマジックデザインが共同開発したGIS エンジン「VIMS」上で動作させます。

3 施設情報を現場で入力
モバイル機器に無料アプリ「iVIMS」をインストールし、現場で位置情報付きの写真、音、メモを記録することができます。

4 Excelに出力できる
入力したデータはExcelに出力できるので、印刷して保存したい場合や会議資料作成に簡単に利用できます。

5 現地確認に用いる
事務所で整理した台帳フォームのデータはモバイル機器にコピーして現場に持ち出すことができるので、見回り点検の結果を、さらに追記できます。

通水状況
WATER FLOW SITUATION

2017年7月21日(晴)17:00更新(かんがい期間)
①波多瀬発電所下流:水位78cm・水量1.41m³/s
②朝柄大谷:水位38cm・水量0.39m³/s
③丹生鳴谷:水位29cm・水量0.27m³/s

多気町勢和地域図


※紫色の部分は立梅用水の山地排水流域(約700ha)です。雨天時は通水量に加え山地排水流域からの降雨流入量が加算されます。その用水水位の状況変化を上記の3ポイントで観測し、情報通信技術(ICT)を活用してかんがい及び地域用水量を調整致しています。